11月19日(日)にワークショップ「とりの家を作ろう!」が行われました。
ここ奄美大島は野鳥の宝庫。
ルリカケスやオーストンオオアカゲラなど奄美でしか見ることのできない鳥もいます。
さらに冬場は渡り鳥などもやってきてとても賑やかです。
これらの鳥たちを間近で観察したい、ということで
今回は鳥の家を作ってみたいと思います。
【warm-up】
先生たちは今日の為に鳥のマッチングカードを制作しました。
すべて奄美大島で見られる鳥たちです。
同じ鳥の種類でオスとメスが1対になっているので
トランプの神経衰弱みたいに同じ鳥を引き当てられたらもらえます。
数が多いチームが勝ち! さあスタート!
子どもたちは夢中になってカードを取り合っています。大盛り上がりでした。
【講師登場!】
今日の講師は野獣先生こと自然観察の森で案内員をしておられる川畑力さん。
見た目はワイルド、しかしその心はいつも、いきものに優しいまなざしを注いでいらっしゃいます。※野獣先生は口笛でリュウキュウコノハズクを呼ぶことができます。
早速先ほどみんなで取り合いをしたカードを使って鳥たちの特徴を教えていただきました。
オスなのかメスなのか? 夏鳥なのか冬鳥なのか?
【とりの家とは?】
今回は時間が限られているため、あらかじめ木材をカットしておいてもらっています。
そして、とりの家の入口の大きさで入る鳥の種類が変わります。
ちなみに、ルリカケスは大きな穴でないと入れません。
どんな鳥を観察してみたいか決めてから、入口の大きさも決めます。
あれこれ段取りしているうちに、お昼がやってきました。
【ランチタイム&遊びの時間】
いつものように美味しくお弁当を頂いた後、どんな場所にとりの家を設置すれば鳥が入ってくれるのか野獣先生と敷地内を歩いて考えてみます。
そうこうしているうちに、楽しくなってきて像に何人乗れるかなゲームが始まりました。
一通り遊んだら、組立てスタートです。
【とりの家を組み立てる】
ここからは2人1組力を合わせて組み立てていきます。息を合わせてがんばって!
板を釘で打ち付けるだけ、言葉にすればそんなに難しくなさそうな作業ですが、
隙間ができないように、釘が曲がらないように打つことは思っているより難しい!
先日、先生&スタッフで行ったプレ組立ての時も金づちを何度も空振りました。
トントン、トントン、トントン。小気味よい音が放浪館に響いています。
野獣先生の釘打ち指導もあり、順調に組立てが終わりました。
一番最後は難関の蝶番取付です。上から覗けるように開閉式にしてあるんですね。
【完成!】
最後は今日の締めくくりをみんなで発表しました。そして、外で完成した鳥の家をもって記念撮影。それぞれのおうちに持ち帰り設置して経過を観察していただきます。
奄美の鳥たちに気に入って頂けますように。
追伸:後日、放浪館の敷地内にも1つ鳥の家を設置しました。
水場が近く、風が吹き込まない、木の実がよくあるような場所が最適なのだそうです。
庭師の方と相談して、こちらに設置しました。どこかな?
放浪館にお越しの方はそっと覗いてみてくださいね。
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