5月23日(日)、自然写真家の常田守氏をお招きして第2回目のワークショップが行われました。
本当は放浪館の近くにある「いちりばるの森」にいってアコウの木を見る予定でしたが
あいにくの雨、、、ということで泣く泣く屋内授業になりました。
奄美大島は先日、世界自然遺産にふさわしいとされる勧告を受け
7月には登録されるのではという状況で島は盛り上がっております。
志塾の生徒たちも島暮らしのなかで、島の自然とは毎日向き合っていますが
いったい何がそんなにすごいのか?
大人の私たちもいまいちわかっていないことを常田先生にお伺いしてみました。
さあ、常田守さんの登場です。
常田さんに会うのを楽しみにしていた塾生の岩崎想くんが先生を紹介してくれました。
まず、奄美大島の成り立ちから。
地続きだったユーラシア大陸と切り離されて現在の琉球列島はできました。
この琉球列島のなかに奄美大島はあります。
左から、中新世中期(1500万年前)/4紀の更新世前期(150万年前)/約100万年前/最終氷期(約10万年~2万年前)
「琉球諸島」の自然特性 概要(No.4)
大陸にいた種はすでに絶滅してしまったものもありますが
奄美大島や西表島に残ることができた種は、現在まで存続することができました。
つまり、もともと「アマミノクロウサギ」や「イリオモテヤマネコ」も大陸にいたけれど
そこでは絶滅してしまったということです。
ですので、「そういった生き物が”奄美大島から消えるということは地球から消える”ということですよ」と先生は何度もおっしゃっていました。
常田先生は、こうやって奄美大島が注目を浴びる以前の何十年も前から島の自然がいかに貴重なものなのかを訴えてこられた方です。自分の足で、何度も森を歩き、生き物の写真を撮ったり森の状態などを観察してこられました。
貴重な映像に子供たちは興味津々です。
いつもみんなと一緒にいる野獣先生も森のプロですね!。
みんなにわかりやすく、補足してくださいます。
常田先生と野獣先生の豪華コラボ★
さて内容は盛りだくさんでしたが、お話が多かったので疲れちゃったかな?
そろそろお昼です。
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午後からは、チームに分かれて
「なあじきど! 世界自然遺産!あまみムズラシャクイズ」を作っていきます。
午前中のお話の間、一生懸命にとったメモを参考にチームで話し合いながら、決めていきます。先生たちにもたくさん質問していました。
子供たちが不思議だと思ったことをクイズにしていきますが
本当に面白いですよね~。選択肢とか・・(笑)
出来上がったクイズは子供たちの声で録音しました。
これは後日、島のラジオ局「あまみエフエム」で流してくださるそうです。
楽しみですね。
いや~~、これだけお話を聞いたり映像をみたりすると
本当に行けなかったのが悔しい!!
ぜったいにリベンジしたいね~と誓う先生たちでした。
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