2月のワークショップも時短、ソーシャルディスタンス十分にとり
奄美自然観察の森で2月14日に行われました。
本日は、保護者のみなさんもご一緒です。
2つチームに分かれて、「野獣先生と森の探索」と
偉大な先輩ゆういちろう兄とののか姉によるビブリオバトル&ムズラシャバトル
を行いました。
まずは、あつまれ!野獣先生の森!
野獣先生が、森を詳しく案内してくださいます。
ワイルド仲間のイアン先生も同行して、英語での呼び方など教えてくださいます。
雨の中の森は、生き物がいっぱい。さっそくシリケンイモリを捕まえた野獣先生。
シリケンイモリはその名の通り、しっぽが剣のようになっているんですね。
前足は4本指なのに、後ろ足は5本指なんです。これは交尾のためだそうです。
さあ森にどんどん分け入っていきます。
奄美で一番多い樹木は意外に椎(しい)の木なんですね。この椎が奄美の動植物たちにはなくてはならないものです。実を落としてくれたり、日陰を作って外来種が繁殖しないようにしてくれています。
そうこうしているうちに、自然観察の森の中にあるドラゴン砦にたどり着きました。
東シナ海と島影を見渡せます。天気が良くなかったですが、この景色です。
晴れたらもっと気持ち良い場所ですね。
野獣先生は、イノシシを狩猟できる免許も所持しているので、シシ撃ちをしたり、またそのシシを追う猟犬の世話をされています。
だからいつも島の山の中を駆け回っていて詳しいんですね。
そんなワイルドな野獣先生、名前に反して大好物は白米です。
約1時間の森あるきの講座は終了です。
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さて、次の時間は来月に迫った今年度最後のワークショップのための準備授業になります。
みなさんは、好きな本を紹介しあって、どのスピーチが一番魅力的だったかを競う
「ビブリオバトル」というスポーツのような書評会をご存知でしょうか。
放浪館の先生たちはこちらをひとひねりした「ムズラシャバトル」というものを
最後のワークショップで行いたいと考えています。
この大島高校に通う畑友一朗くんはそのビブリオバトルの鹿児島県代表です!
今日のために来ていただきました。
百聞は一見に如かず。さっそく見せて頂きました。
5分しかない時間を、有効に使うため彼は前の夜に3時間も練習してくれたそうです。
言葉を紡いで、選択して磨き上げて・・・何度も原稿を書き直します。
そしてその原稿を見て話す(読む)ことはできません。
その準備もあって圧巻のスピーチです。
誰もがこの彼が紹介した本を読みたくなる、そんな内容でした。
次に、こちらも素晴らしい。
同じく大島高校に通う要田ののかさんは英語スキット(英語寸劇)の鹿児島県大会の優勝者です。
彼女にはムズラシャバトル=自分が好きなものをみんなに伝えようということを5分間でやって頂きました。
私にはやりたいことが沢山あって、毎日が充実していますということを教えてくれました。
彼女は大島高校の新聞部の部員でもあり、彼女たちが発行した「大高ジャーナル」は第25回全国高校新聞年間紙面審査賞(全国高文連新聞専門部主催)も受賞しています。
最後には大好きなシマ唄も唄ってくれました。
本当にすばらしい高校生の先輩たちです。
さあ、来月はこの先輩たちのお手本を参考に、
自分たちが好きなものを一人ずつ発表していただきます。
実は先生&スタッフも、自分たちでもやってみようと事前に行ったのですがなかなかに難しい!!そしてすごく緊張するということを感じました。
人に何かを伝えるって難しいし、人前で話すのはとってもドキドキするよね。
わかるよー!
だからどんな発表でもみんなの話すことは全力で耳を傾けたいと思います。
来月が楽しみです。みんなファイト!
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